旅行中の病気の予防及び注意事項

【食べ物からうつる病気について】
| 疾患 | 主な症状 | 予防法 |
| 食中毒 | 下痢 | 食品の加熱 |
| 赤痢 | 血便・腹痛・発熱 | 食品の加熱 |
| コレラ | 水様蹴り・嘔吐 | 食品の加熱 |
| A型肝炎 | 倦怠感・黄疸 | 食品の加熱・ワクチン |
予防は、とにかく生ものを口にしないことです。
特に熱帯~亜熱帯地域や衛生状態のよくない地方では十分に注意してください。
| 飲食物 | 予防方法 |
| 水 | なま水(水道水など)は飲まない 水道水は、3~5分沸騰させるか塩素消毒する ミネラルウォーターなどビンやカンに入ったものを買う 水道水から作った氷も下痢の原因になるので、氷入りの飲み物にはご用心を。アルコールが入っていても菌は死にません |
| 魚介・肉 | 充分に火の通ったものを、熱いうちに食べる 日本人には生や半生を好む人が多いのですが、当然、感染の危険が大きくなります |
| 野菜 | 生野菜は避け、火を通したものを食べる |
| 乳・卵 | いたみやすいものなので、衛生状態の悪いものや調理後時間のたっているものは避ける |
| 果物 | 果物は、皮をむくまでは衛生的ですが、皮をむいた瞬間から菌が表面で増えはじめます。皮をむいてすぐに食べる事。熱帯では屋台などで皮をむいてくれるところがありますが、そのナイフや、まな板の上に病原菌が付いていますので「自分で調理する」ことも大切です。 |
【昆虫からうつる病気について】
特に「蚊」に注意しましょう!
海外旅行で蚊に刺されると、かゆいだけではなく、さまざまな病気が運ばれてきます。
蚊は、熱帯・亜熱帯一般に田舎で流行アフリカやインドでは都市部にも存在します。
蚊にさされて感染する病気は
| 疾患 | 主な症状 | 予防法 |
| マラリア | 悪寒冷汗を伴う高熱で発病。 | 防虫の他に夜間の外出など控える |
| デング熱 | 突然の高熱・筋肉痛や関節通 | 都市部では昼間の防虫 |
| 日本脳炎 | 麻痺 | 防虫・ワクチン接種 |
| 黄熱 | 光熱と黄疸が重症 | 予防接種 |
【環境の変化による病気について】
飛行機により短時間で長距離を移動することで、気温・湿度や時間などの環境が大きく変化します。 体が環境の変化に追いつかず体調を崩しがちになります。
| 疾患 | 対処方法 |
| 時差ぼけ | 1時間の時差に体がなれるのに1日かかると言われている 時差に体がなれるまでは、あまりハードスケジュールにせず体がなれるのを待つ |
| 高山病 | 激しい頭痛や息切れ、動悸を示す。肺に持病のある人は特に注意ゆっくりとした行動を心がけ、水分の補給を充分に行うことで予防する。症状が出た時には、酸素投与等の治療の他、速やかに低地へ移動する |
| 熱射病 | 高温や、直射日光による脱水症状などを示す強い直射日光に対し肌を露出しない |
| 日焼け | 熱帯地方の強い日差しでは、全身火傷で重症化することもある海水浴などで特に注意。また高地では日差しが弱くても紫外線が強く、注意が必要 |
| 皮膚炎 | 高温多湿の地域では、水虫が悪化したり、皮膚の擦れる部分に皮膚炎を起こしやすい。皮膚を清潔に保ち、汗をかいたらこまめに下着の交換を |

【病気の潜伏期について】
病気には、潜伏期があり、感染してもすぐには発病しません。日本で一般的な病気で潜伏期の長いものは多くはありませんが、熱帯を中心として海外には潜伏期間の長い疾患が数多くあります。
このような外国の病気は通常日本には存在しないので、具合が悪いからと病院で受診しても、医師は外国で感染した病気には思いが至らず、診断が遅れ、それが命に関わることも考えられます。
従って、海外旅行から戻った後2ヶ月程度は、体調に異常があれば早めに医療機関を受診し、海外へ行って来たことを必ず医師に告げた上で相談をしてください。